燃料調整費とは
火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動を電気料金に迅速に反映させるため、その変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度です。
以下の図の通り、電気料金に適応しております。
燃料調整費単価の算定方法
原油・LNG・石炭それぞれの3か月間の貿易統計価格に基づき、毎月平均燃料価格(上限なし)を算定します。
100円未満の端数は,10円の位で四捨五入いたします。
平均燃料価格=A×α+ B×β+ C×γ
※α、β、γは原油換算平均価格を算定するための換算係数。
A,B,C,α,β,γは、各供給エリアの地域電力会社の規制料金に合わせております。
- A = 各平均燃料価格算定期間における1キロリットルあたりの平均原油価格
- B = 各平均燃料価格算定期間における1トンあたりの平均LNG価格
- C = 各平均燃料価格算定期間における1トンあたりの平均石炭価格
供給エリア | α | β | γ |
---|---|---|---|
東京(23年7月1日更新) | 0.0048 | 0.3827 | 0.6584 |
中部(23年7月1日更新) | 0.0275 | 0.4792 | 0.4275 |
北陸 | 0.0415 | 0.0745 | 1.2499 |
関西 | 0.0140 | 0.3483 | 0.7227 |
中国(23年7月1日更新) | 0.0406 | 0.0992 | 1.1994 |
四国(23年7月1日更新) | 0.0875 | 0.0770 | 1.1770 |
九州 | 0.0053 | 0.1861 | 1.0757 |
離島ユニバーサル | 1.0000 | なし | なし |
平均燃料価格算定期間と反映時期
各平均燃料価格算定期間と反映時期は以下のイメージ図の通りです。
燃料費調整単価の算定
算定された平均燃料価格と基準燃料価格との比較による差分に基づき、プラスまたはマイナス調整を行い、基準単価を乗じて燃料費調整単価を算定します。
基準燃料価格
各供給エリアの基準燃料価格は以下の表の通りです。
基準燃料価格は、各供給エリアの地域電力会社の規制料金に合わせております。
供給エリア | 基準燃料価格 | 離島ユニバーサルの基準燃料価格 |
---|---|---|
東京(23年7月1日更新) | 86,100円 | |
中部(23年7月1日更新) | 45,900円 | |
北陸 | 79,800円 | |
関西 | 27,100円 | |
中国(23年7月1日更新) | 80,300円 | 79,300円 |
四国(23年7月1日更新) | 80,000円 | |
九州 | 27,400円 | 79,300円 |
基準単価
基準単価は、平均燃料価格が1キロリットル当たり1,000円変動した場合の値です。
以下の表の通り、各供給エリアの地域電力会社の規制料金に合わせております。
供給エリア | 基準単価 | 離島ユニバーサルの基準単価 |
---|---|---|
東京(23年7月1日更新) | 0.183円 | |
中部 | 0.233円 | |
北陸(23年7月1日更新) | 0.165円 | |
関西 | 0.165円 | |
中国(23年7月1日更新) | 0.212円 | 0.001円 |
四国(23年7月1日更新) | 0.154円 | |
九州 | 0.136円 | 0.003円 |
燃料費調整単価の単位は1銭とし、その端数は小数点以下第1位で四捨五入いたします。
各供給エリアの地域電力会社の規制料金が、燃料費調整額の見直しを行った場合、弊社も同様に見直しした値に変更となります。
23年6月以前の燃料費調整額の計算方法は、燃料調整費額について(23年6月30日まで)をご覧ください。